オムニチャネルとO2Oの違いとは？

「オムニチャネルとO2Oって同じもの？」

「オムニチャネルって実際にどんなもの？」

というような疑問を持っている方もいるかと思われます。EC業界に携わる方であれば、この2つはどちらとも押さえておくべき言葉だと言われています。両方ともマーケティングの施策で、似たような使い方をすることがあるため、同じものと思われる方が多いようです。ここでは、オムニチャネルとO2Oの違いについてまとめます。

O2Oは、「Online to Offline」の略語で、オンラインとオフラインを連携させ、購買活動を促進させるための短期的なマーケティング施策を指します。代表的な例として、インターネット上で得た割引クーポンなどをスマホでダウンロードし、実店舗で使用することがあげられます。

オムニチャネルは、実店舗やWEBサイト、カタログ、コールセンターなどのすべての販売と流通チャネルを統合し、顧客とできる限り多くの接点を持つことを試みる長期的な施策です。顧客は購買チャネルを意識することなく、どのチャネルからでも同様の価格と便利さを得ることができます。O2Oと比べて、オムニチャネルは顧客の誘導を行わず、オンラインとオフラインの区別をつけずに、シームレスかつ便利な購入体験を提供することを目的としています。

オムニチャネルとO2Oの違いについてまとめてみました。O2Oは短期的の顧客誘導型で、オムニチャネルは、長期的の囲い込み型の施策です。どちらもメリットとデメリットがあるので、一度詳しく調べる価値はありそうです。